1999年10月にスタートした『3年B組金八先生』第5シリーズは、従来のシリーズとは一線を画す重苦しいテーマを掲げていました。描かれたのは、単なる校内暴力ではなく、陰湿ないじめ、学級崩壊、そして教師への集団暴力です。その中心人物として物語を支配したのが、風間俊介さん演じる兼末健次郎という生徒でした。
多くの視聴者がまず驚かされたのは、「風間俊介 当時何歳だったのか」という点です。1983年6月生まれの風間さんは、撮影当時16歳(高校1年生)でした。同年代の中学生役を演じるキャストが多い中、風間さんが醸し出す冷徹な知性と内に秘めた狂気は、明らかに異彩を放っていました。
兼末健次郎の役柄は、成績優秀で人当たりが良く、教師や保護者からの信頼も厚い「模範的な学級委員」でした。しかし裏では、同級生を言葉巧みに操って担任教師を精神的に追い詰め、クラスを崩壊へと導く黒幕という完全な二面性を持っていました。冷酷な眼差しで他者を支配する姿と、ふとした瞬間に見せる孤独な横顔の演じ分けは、当時のテレビ関係者や視聴者を震撼させました。