「マブい女」とは、一般的に容姿端麗で際立って魅力的な女性を指す言葉です。1970年代後半から1980年代にかけてのツッパリ・ヤンキーブームのなかで爆発的に広まり、当時の不良少年少女たちの間で「飛び切りの美人」「誰もが見惚れるいい女」を表現するスラングとして定着しました。
昭和のストリートカルチャーにおいては、単に顔立ちが整っていること以上に、どこか人を惹きつける華やかさや、街中で一際目を引くカリスマ性を帯びた女性に対して使われていた側面があります。「可愛い」という愛嬌寄りの評価とも、「綺麗」という上品な形容とも異なり、相手の放つ圧倒的な存在感に思わず息を呑むニュアンスを色濃く含んでいるのがこの言葉の持つ本質です。