Amazonや楽天市場などのECサイトで車種専用にカットされた格安フィルムを購入し、「工賃だけ払ってオートバックスで貼ってもらいたい」と考える方もいるはずです。しかし、フィルムの持ち込み施工に関しては、店舗ごとに対応方針が大きく分かれます。
持ち込みフィルム施工における現実と工賃設定
結論から言うと、オートバックスの多くの店舗では持ち込みフィルムの施工を断っているか、割増工賃(通常工賃の1.5倍〜2倍程度)を設定しています。これには明確な現場の理由が存在します。
- フィルム品質の不確実性:市販の低価格フィルムは薄くコシがないため、熱成形時の縮みムラや破れ、折れジワが発生しやすい。
- 保証トラブルの回避:施工後に気泡や浮きが生じた際、「製品の糊の不良」か「施工技術の不備」かの判別がつかず、クレームに発展しやすい。
トラブルを未然に防ぐためにも、持ち込みを希望する場合は事前に店舗へ電話し、「持ち込み施工の可否」「割増料金の有無」「万が一の仕上がり保証対象外となる同意書の要否」を確認することが不可欠です。
既存フィルムの剥がし料金相場
中古車を購入した際や、経年劣化で紫色に変色・気泡だらけになった古いフィルムを貼り替える場合、別途「剥がし工賃」が必要となります。
オートバックスにおけるカーフィルム剥がし料金の相場は、サイドガラス1面あたり3,300円〜5,500円、リアガラス単体で11,000円〜22,000円前後、リア全体で20,000円〜35,000円程度です。特にリアガラスには「熱線(デフォッガー)」がプリントされているため、糊を溶かしながら慎重に除去しなければ熱線を断線させてしまうリスクがあります。作業難易度が高く時間も要するため、剥がし作業だけでも一定のコストを見込んでおく必要があります。