『水戸黄門』は西村晃の勇退後も、錚々たる名優たちによってその精神が受け継がれていきました。ここで改めて、歴代の黄門様を演じた俳優陣の系譜を整理します。
初代・東野英治郎(第1部〜第13部)が築いた土台を、2代目・西村晃(第14部〜第21部)が洗練させ、3代目・佐野浅夫(第22部〜第28部)は情にもろく涙を流す「泣き虫黄門」として新たな庶民派像を開拓しました。
続いて4代目には映画界のスターである石坂浩二(第29部〜第30部)が就任し、史実に近い黒髪の光圀像を提示。5代目はかつて2代目体制を助さんとして支えた里見浩太朗(第31部〜第43部)が満を持して登板し、堂々たる貫禄で地上波レギュラー放送のフィナーレを飾りました。そしてBS-TBS版の6代目・武田鉄矢へと、印籠の輝きは時代を超えて継承されています。