沖縄の古着市場は、東京や大阪の市場と比較して独自の相場観を持っている。都内の人気ショップでは数万円の値がつくような90年代のプリントTシャツやライトアウターが、沖縄では1万円以下で見つかることも少なくない。
この価格差が生まれる理由は、店舗の賃料コストや仕入れルートにある。多くの店舗がアメリカ西海岸のディーラーからコンテナ単位で直接輸入しているため、中抜きコストを抑えた仕入れが可能になるのだ。また、地域に根ざした個人店では「適正価格で地元の若い世代に着てほしい」というオーナーの美学が反映されている場合も多い。