熊本の老舗「お茶の堀野園」が誇る深蒸し茶の真髄と半世紀の足跡

熊本の老舗「お茶の堀野園」が誇る深蒸し茶の真髄と半世紀の足跡

熊本の老舗「お茶の堀野園」が誇る深蒸し茶の真髄と半世紀の足跡の総合ガイドをお届けします。最新トレンドがチェックできます。

お茶の堀野園の深むし玉緑茶

堀野園の代名詞とも言えるのが「深むし玉緑茶」です。一般的な煎茶よりも蒸し時間を長くとる「深蒸し」製法を取り入れることで、茶葉の組織が細かくなり、水色が鮮やかな深緑色に変化します。

玉緑茶(ぐり茶)は、九州地方で古くから親しまれている伝統的な製法です。最後の形状整え工程(精揉)を行わないため、丸みを帯びた独特の形状をしています。渋みが抑えられ、まろやかなコクと濃密な旨味が前面に出るのが大きな特徴です。

火入れの技術が生み出す独自の香気

茶葉のポテンシャルを最大限に引き出すのが「火入れ」と呼ばれる加熱乾燥工程です。気温や湿度に合わせ、職人が微細な温度調整を行います。

  • あお香の抑制: 青くささを消し、芳醇な香ばしさを引き出す。
  • 旨味の凝縮: 低温でじっくり加熱することで、アミノ酸の旨味を引き立てる。
  • 後味のキレ: 飲み終わりすっきりとした余韻を残す仕上げ。

これらの工程を経て作られる緑茶は、一口含んだ瞬間に豊かな香りが鼻を抜け、後味には心地よい甘みが広がります。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。