一般的なセレクトショップの売れ残りセールと、1LDKのサンプルセールには根本的な違いが存在します。それは「流通に乗らなかった一点モノ」に出会える点です。
展示会用に数着だけ作られたプロトタイプは、製品化の段階でデザインが変更されたり、コスト面から採用が見送られた特殊な生地が使われていたりします。これは洋服の背景にあるストーリーを好むファッション愛好家にとって、何物にも代えがたい魅力となります。
「量産品にはない独特の生地感や、仕様変更前のディテールが残されているのがサンプルの真骨頂。自分だけの一着を探す愉しみがここにある。」
一方で、リスクも存在します。製品タグや洗濯表示タグが付いていないケースが多く、クリーニング時の取り扱いに注意が必要です。また、製品版よりもサイズ寸法が若干異なる場合もあるため、直感だけに頼らず実寸を見極める目が求められます。