英樹さんの死去の直前、静香さんは兄と電話で話していた。仕事の相談をした後、「また明日ね」と別れたのが最後だった。その何気ない言葉が永遠の別れになるとは、誰も予想しなかった。静香さんは後にこのエピソードをインタビューで語り、「もっと話しておけばよかった」と悔やんだ。
工藤静香の兄の死因は、彼女の心に深い影を落とした。その後しばらく、彼女は音楽に向き合うことができなかったという。1997年にリリースされたシングル「きらら」は、兄への鎮魂歌とも解釈されている。歌詞に込められた「永遠の愛」は、失った兄への想いを反映しているとファンの間で語り継がれている。同曲はオリコンチャートで首位を獲得し、彼女の代表曲の一つとなった。