MHXXにおける大剣の評価を決定づけた最大の要因は、新設されたブレイヴスタイルとの異常なまでの噛み合いにあります。過去作における大剣は「納刀してモンスターの隙を伺い、抜刀溜め3を叩き込んで即座に納刀する」というヒット&アウェイが基本でした。しかし、ブレイヴスタイルはこの伝統的なセオリーを根本から進化させました。
第一の革命が、納刀継続から繰り出される「イナシ」です。攻撃を受ける直前に納刀を継続するだけで、ガード不能攻撃を除くほぼすべての被ダメージを大幅に軽減(赤ゲージ化)しつつ受け流します。これにより、従来の立ち回りで必須とされた位置取りのシビアさが劇的に緩和され、モンスターの正面に居座り続ける強気な攻めが可能になりました。
第二の革命は、ブレイヴ状態突入後に解禁される「強溜め移動斬り(高速強溜め)」の存在です。前方に踏み込みながら驚異的なスピードで溜め段階が上昇し、従来の溜め3とは比較にならない短時間で最大火力を叩き込めます。モンスターの僅かな威嚇や振り向きの隙に最高威力の攻撃をねじ込めるため、単位時間あたりのダメージ効率(DPS)が跳ね上がりました。
そして第三に、ブレイヴ状態特有の「高速ステップ回避」と「抜刀ダッシュ」が大剣最大の泣き所であった機動力の低さを完全に克服。攻防一体の隙のなさが、ブレイヴ大剣を一強たらしめている最大の理由です。