斎藤工さんの生き方を語る上で欠かせないのが、本名名義である「齊藤工」としての映画監督・クリエイター活動です。長編映画のメガホンを取るだけでなく、国内外の映画祭への出品や新進気鋭のクリエイター支援など、映画界の未来を見据えた活動に心血を注いでいます。
映画監督としての齊藤工さんは、現場の隅々にまで気を配る完璧主義者として知られています。一つの作品を立ち上げるには、企画立案から脚本開発、キャスティング、撮影、編集、宣伝に至るまで年単位の膨大な時間と精神力を要します。プライベートの時間を削ってでも映画文化に尽くすその姿は、周囲のスタッフからも「映画と結婚しているようなストイックさ」と評されるほどです。
さらに、劇場体験が届きにくい被災地や離島へ映画を届ける「cinema bird」の活動もライフワークとして継続しています。自分の名声や私生活の幸福よりも、表現を通じて社会に何を残せるかという使命感に突き動かされていることが、独身生活を選ぶ大きな原動力となっています。