効率性や「タイムパフォーマンス(タイパ)」を極限まで追い求めた結果、私たちは何かを失ってしまったのではないか。そんな疑問を抱くZ世代やアルファ世代の若者たちが、今この場所に引き寄せられている。倍速視聴や要約サービスに慣れ親しんだ彼らにとって、無駄とも思える「ただ待つ時間」や「あてのない雑談」は、逆に新鮮な体験として映る。
「ここに来ると、時間がゆっくり流れる気がする」と語るのは、週に一度は通うという22歳の大学生だ。効率化された社会から一時的にドロップアウトできる「避難所」として、若者たちの間で口コミが広がっている。