今回の騒動は、エンターテインメント産業全体にとっても重大な示唆を含んでいる。往年のレジェンドアーティストがデジタル空間でどのような存在感を示すべきか、そして権利者やファンとの間にどのような健全なディスタンスを保つべきかという重い課題を突きつけた。
名曲が色褪せることはない。しかし、制作背景や個人の言動が可視化される時代において、作品とアーティスト個人の人格を切り離して評価することは容易ではない。ネット社会の荒波の中で、過去の文化遺産を守りつつベテランアーティストが安心して発信できる環境をどのように構築していくのか。業界全体が今、真摯な対話と具体的なルール作りを求められている。 (出典: 橋本 潮 炎上(Yahoo!ニュース))