二人の関係性の崩壊には、個人の感情だけでなく、大手芸能事務所のパワーバランスが複雑に絡み合っていた。当時、高岡が所属していたスターダストプロモーションと、宮崎を看板女優として育て上げたヒラタインターナショナル(現・ヒラタオフィス系列)。双方が抱えるタレント価値とビジネスモデルの違いは、やがて看過できない摩擦を生み出していく。
高岡がTwitter(現X)で行ったテレビ局批判を発端とする大騒動は、日本の芸能界における強固なタブーに触れるものだった。結果として事務所離脱を余儀なくされた高岡と、巨額のCM契約を抱える清純派トップ女優としての立場を守らねばならなかった宮崎。二つの異なるプロダクションの利害関係と防衛本能が、夫婦の絆を容赦なく引き裂く触媒となったことは否定できない。