開館から歳月を経て、劇場の真価がいよいよ問われるフェーズに入った。国内でも数少ない「三面半舞台」を有する構造は、大がかりな舞台転換を必要とするグランドオペラや大型ミュージカルの招致を容易にした。これにより、かつては東京でしか観られなかった世界水準のツアー公演が、ここ札幌でダイレクトに幕を開ける。劇場のポテンシャルが、北海道のエンターテインメントの選択肢を劇的に広げたのだ。
単にハコモノとしての優秀さだけではない。スタッフの熟練度も向上し、複雑な舞台機構をコントロールする技術力は国内屈指のレベルに達している。演者側からも「hitaruなら思い通りの表現ができる」という信頼の声が絶えない。