バレンタインにメッセージを贈る習慣が世界中に定着した背景には、1900年代初頭にアメリカで誕生したホールマーク(Hallmark)社の功績が欠かせません。同社が大量生産を開始したグリーティングカードは、手紙を書くハードルを下げ、人々が気軽に想いを文字にして手渡す文化を世界中に根付かせました。
それから一世紀を経て、その表現の舞台はカードから画面へと移り変わっています。Instagramをはじめとするソーシャルメディアでは、美しい写真や動画に手書き風の英文フォントを重ねたデジタルカードが流行しています。単に言葉を届けるだけでなく、フォントの質感やグラフィックのデザインも含めて「個性の表現」としてバレンタインを楽しむスタイルが若い世代の標準となりました。