この施設が世界中の星空愛好家から注目の的となっている最大の理由は、ドームの中央で静かに存在感を放つプラネタリウム機器にある。旧東ドイツのカールツァイス・イエナ(Carl Zeiss Jena)社によって製造された「ツァイスUPP21型投映機」は、現役で稼働する大型プラネタリウム機器として日本最古の歴史を誇る。
現代のデジタルプロジェクターとは一線を画す、光学式レンズが放つ星々の鋭くクリアな輝きは息をのむ美しさだ。幾重もの歴史を潜り抜け、阪神・淡路大震災の試練をも乗り越えて奇跡的に星を灯し続けるその姿は、機械でありながら生命力すら感じさせる。熟練の解説員による生の星空解説と合わさることで、観客を深い癒やしと宇宙の神秘へと誘う空間が完成する。