Q1:大慶直胤の本物の刀はどこで鑑賞できますか?
A1:東京都墨田区にある刀剣博物館(公益財団法人日本美術刀剣保存協会)をはじめ、東京国立博物館、静嘉堂文庫美術館、山形県内の公立博物館などで定期的に所蔵品が企画展示されます。また、全国の美術刀剣商が開催する展示即売会や愛刀団体の鑑賞会でも目にすることができます。
Q2:大慶直胤と水心子正秀、源清麿の「江戸三作」はどう見分ければいいですか?
A2:大慶直胤は華麗な丁子乱れや相州伝の沸出来など「端正で完成度の高い多彩な美」、水心子正秀は実用性を追求した「直線的で締まりのある濤瀾刃や直刃」、源清麿は豪快な身幅と荒沸が乱れ飛ぶ「覇気あふれるダイナミックな大乱れ」がそれぞれの代表的な見どころとなります。
Q3:大慶直胤の銘にはどのようなバリエーションがありますか?
A3:初期の「出羽国住人直胤」や「大慶直胤」、受領後の「筑前大乗藤原直胤」「美濃介藤原直胤」、さらに諸国で打った「於信濃国直胤作」「備前国打同」など多彩です。晩年の作には特徴的な花押(かおう)が添えられることが多く、作刀年代を特定する重要な手がかりとなります。