最前線でリポートを行うNHK女性記者たちの経歴を紐解くと、極めてハイレベルな学歴と過酷な現場経験に裏打ちされたキャリアが見えてきます。
出身大学としては、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などの難関国公立・私立大学が大きな割合を占めます。法学部や国際関係系の学部出身者が多く、学生時代から高い語学力や論理的思考力を身につけて入局してきます。
入局後のキャリアパスも非常に硬派です。NHKに入局した記者は、原則としてまず全国の地方放送局へ配属されます。
地方局での最初の数年間は、警察担当として事件事故を追う「サツ回り」からスタート。昼夜を問わず現場へ急行し、警察関係者との信頼関係を築く泥臭い取材を徹底的に叩き込まれます。地方自治体の首長取材や地域特有の課題リポートをこなし、記者としての地力を磨いた一握りの優秀な人材だけが、数年後に東京の報道局(政治部・社会部・国際部・経済部など)へと異動を果たします。テレビ中継で見かける姿は、こうした過酷な下積みを勝ち抜いた証でもあります。