数々の候補地による激しい誘致合戦の末、フィナーレを飾る大役を射止めたのがニューヨーク近郊に位置するメットライフ・スタジアムだ。8万人を超える収容人数を誇り、世界の金融とエンターテインメントの中心地に隣接するこの巨大会場は、世界中の視線を一身に集めることだろう。
一方、開幕戦の舞台となるのはメキシコサッカーの聖地、エスタディオ・アステカである。ペレやディエゴ・マラドーナがトロフィーを掲げた伝説のスタジアムであり、3度のワールドカップ開幕戦を迎える史上初の競技場として歴史にその名を刻む。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は「フットボールの歴史と未来が交差する象徴的な選択」と胸を張るが、高地特有の薄い空気と猛烈なサポーターの熱気は、オープニングマッチから波乱のドラマを予感させる。