一般的には修復不可能とも思える深刻な騒動でありながら、二岡智宏氏と妻が離婚を選択しなかった理由には、用稲千春さんの確固たる価値観と深い情愛が存在していました。
第一の理由は、「幼い子供の存在と母親としての強い覚悟」です。当時、夫妻の間には2005年に誕生した長男がおり、まだ3歳という多感な時期でした。千春さんは周囲の雑音から何よりも我が子を守ることを最優先に考え、父親を奪うような決断を避けたとされています。
第二に、二岡氏の心からの謝罪とグラウンドでの猛省が挙げられます。二岡氏は自身の軽率な行動を深く反省し、千春さんに対して誠心誠意の謝罪を行いました。移籍先の日本ハムでは一切の言い訳をせず、代打の切り札としてチームのリーグ優勝や日本一に貢献。野球に対して泥臭く真摯に向き合う夫の姿に、千春さんも再起を信じて寄り添う道を選びました。
さらに、用稲千春さんの実家の温かい支えと育ちの良さも大きな要因でした。千春さんの両親は決して感情的に夫を責め立てるのではなく、冷静に娘と孫の将来を見守り、家族の再構築を後押ししたと言われています。感情に任せて関係を断ち切るのではなく、過ちを受け止めた上で家族の絆を結び直す道を選んだ千春さんの度量の広さが、破局の危機を救いました。