Q1:$x$の増加量が0のとき($y$軸に平行な縦一直線のグラフ)の傾きはどうなりますか?
A1:数学上、傾きは「定義されない(存在しない)」と扱われます。公式 $\frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1}$ において分母が $0$ になるため(ゼロ除算の禁止)、傾きという数値としては表せません。この直線の式は $x = k$($k$は定数)の形で表されます。
Q2:傾きと切片から直線のグラフを素早く正確に書くコツは?
A2:まず切片 $(0, b)$ を $y$軸上にプロットします。次に、傾きが分数 $\frac{q}{p}$(整数の場合は $\frac{a}{1}$)であれば、切片の点から「右へ $p$ 進み、上(負なら下)へ $q$ 進んだ位置」にもう1つ点を打ちます。この2点を定規で結ぶのが最も狂いのない作図法です。
Q3:道路標識にある「下り勾配 8%」とは具体的にどれくらいの傾きですか?
A3:水平距離で $100\text{ m}$ 進むごとに垂直方向に $8\text{ m}$ 下がる傾斜を指します。傾きとしては $\frac{8}{100} = 0.08$ であり、角度に換算すると約 $4.57^\circ$ です。数字上は小さく見えますが、自動車のフットブレーキが過熱しやすい危険な急坂に該当します。
Q4:2点から傾きを計算するとき、引く順序が逆になったら答えはどう変わりますか?
A4:分母と分子の両方で引く順序を逆に統一した場合は($\frac{y_1 - y_2}{x_1 - x_2}$)、答えは正しく一致します。しかし、「分母は点Aから点Bを引いたのに、分子は点Bから点Aを引いた」というように食い違った場合、正負の符号が完全に反転して不正解になります。