『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』を語るうえで絶対に外せないのが、謎の宇宙植物や兵器が引き起こすアクシデントの数々だ。とりわけヒロインのひとりであるモモ・ベリア・デビルークが画策する「ハーレム計画」の裏で、意図的あるいは偶発的に発動する植物トラブルは、視聴者の度肝を抜き続けてきた。
アニメーション制作を担当したスタジオXEBECの仕事ぶりは、まさに執念の産物だった。画面狭しと動く複雑な触手のフォルム、光沢や伸縮の質感、さらにはキャラクターの肌との接触面に生じる細かい陰影に至るまで、手描きアニメーションの極致とも言える作画クオリティが維持された。当時の現場では、カットごとに膨大な動画枚数が費やされ、原画マンたちの異常なこだわりが画面の端々にまで注ぎ込まれていたという。