日本国内での芸能活動が完全に滞る中、彼が選んだのは世界各地を巡るボランティア活動への傾倒だった。ネパールや東南アジアなどの支援を必要とする地域へと赴き、現場での家屋建設や子供たちへの教育支援活動に汗を流す日々を送った。「自分には何ができるのか」「役者である前に一人の人間としてどう生きるべきか」。記者会見で見せた混乱から立ち直り、虚飾を削ぎ落とした素の自分と向き合うための選択だった。
単なる世間体を取り繕うためのパフォーマンスではなく、長年にわたり現地へ足を運び続ける彼の地道な姿勢は、少しずつ周囲の評価を変えていった。傷ついた過去を抱えながらも、他者のために行動することで人間的な深みを養っていったのだ。