学校現場や家庭での生物教育において、生きたカマキリとのふれあいは命の力強さを実感する絶好の機会だ。しかし、小さな子どもが噛まれたり挟まれたりして流血し、それがトラウマになって虫嫌いになってしまっては元も子もない。
親子で昆虫採集に出かける際は、まず薄手の軍手や園芸用グローブを用意しておくと安心感が段違いだ。布越しであれば万が一鎌で挟まれても痛みを感じにくく、落ち着いて対処できる。慣れてきたら素手でのキャッチに挑戦させるのが上達への近道だ。
子どもに教えるべき鉄則は「上から叩き落とさない」「無理に引っ張らない」の2点。カマキリが何かにしがみついている時に力任せに引き剥がそうとすると、脚の関節が簡単に自切(外れてしまうこと)してしまう。脚の引っかかりを優しく外しながら、手のひらを坂道に見立てて上り坂を歩かせるように誘導するのが、生き物を傷つけないプロの作法だ。