この惨状に対して行政も手をこまねいていたわけではない。伊原木隆太(岡山県知事)は、県のイメージ失墜と交通事故被害の抑止に向けて強い危機感を表明。行政、警察、民間団体が一体となった大規模な意識改革キャンペーンを推進してきた。
その象徴的な取り組みが「ウインカー出そうぜプロジェクト」だ。従来の堅苦しい標語ではなく、ドライバーの心に直球で刺さるフレーズと視覚効果を使った啓発を展開。看板やラジオCM、ガソリンスタンドでの声かけなど、多角的なアプローチによって「合図を出すのはカッコ悪いことではなく、当然のルールである」という意識の醸成を図っている。