排尿トラブルを感じて泌尿器科を受診した場合、身体への負担が少ない検査から段階的に確定診断が進められます。
主な検査プロセスは以下の通りです。
- 尿検査:顕微鏡で赤血球や白血球、細菌の有無、結晶成分を調べ、炎症や出血の程度を測定します。
- 腹部超音波(エコー)検査:下腹部にプローブを当てるだけの無痛検査です。膀胱内に白く光る結石の影(音響陰影)をリアルタイムで確認できます。
- 骨盤部単純X線検査(KUB)やCTスキャン:結石の正確なサイズ、硬さ、位置、個数をミリ単位で把握します。
- 軟性膀胱鏡検査:極細で柔軟なファイバースコープを尿道から挿入し、結石の性状や膀胱粘膜の炎症状態、前立腺の閉塞度を直接視認します。
治療後の再発を防ぐためには、日々の生活習慣と食事療法による予防が欠かせません。1日あたり1.5〜2リットル程度の水分摂取を意識して尿を薄めるとともに、結石の成分(尿酸結石、シュウ酸カルシウム結石など)に応じた食事指導を守ることが重要です。過剰な塩分や動物性脂肪、プリン体の摂取を控え、野菜や海藻類に含まれるクエン酸・マグネシウムをバランス良く取り入れる生活が推奨されます。