草津の魅力は季節ごとに全く異なる表情を見せてくれる点にある。春には残雪と若葉の緑が眩しく、夏は標高の高さを生かした避暑地として爽やかな風が吹き抜ける。秋になれば周囲の山々が燃えるような紅葉に染まり、エメラルドグリーンの湯面とのコントラストが鮮やかな絵画のような美しさを描き出す。
そして冬、氷点下のキリッとした冷気の中で舞い上がる湯けむりは圧巻の一言だ。舞い落ちる白雪と立ち上る湯気の景色は、日本の冬の風物詩として記憶に刻まれる。年間を通じてどの時期に訪れても、決して期待を裏切らない壮大なドラマがここには待っている。