要介護1の家族が最も疲弊しやすい原因は、身体的な介護作業そのものではなく、「目を離せない」という心理的ストレスだ。「一人で外出して迷子になるのではないか」「目を離した隙に転倒するのではないか」という不安が、家族の仕事やプライベートを蝕んでいく。
この「見えない見守り負担」を軽減するため、2026年の現場ではデジタル技術の活用が急速に進んでいる。見守りカメラやドアの開閉センサー、GPS付きシューズなどのICT機器を積極的に導入することで、離れて暮らす家族でもスマホ一つで安否を確認できる体制を整えるべきだ。
さらに、ケアマネジャーと相談して週の半ばにデイサービスやショートステイを定期的に組み込み、「介護から完全に解放される日」を意図的に作ることが、介護離職を防ぐ絶対条件となる。