車内サービスの見直しと引き換えに、JR東海をはじめとする鉄道各社が注力したのが新幹線ホーム上の自動販売機拡充です。「乗車直前に美味しいものを買いたい」というニーズに応えるため、各駅のホーム上に次々と高機能自販機が導入されています。
その代表格が、新幹線名物として名高いスジャータのアイスクリーム、通称「シンカンセンスゴイカタイアイス」の専用自動販売機です。のぞみ停車駅を中心とした東海道新幹線の主要ホームに設置されており、定番のバニラや抹茶に加え、自販機限定のプレミアムフレーバーもラインナップされています。乗車直前に購入すれば、座席について落ち着いた頃にちょうど食べ頃の硬さになる絶妙な体験が味わえます。
さらに注目を集めているのが、豆を挽くところから抽出までをガラス越しに見られる本格ドリップコーヒー自動販売機(ドリップマニア等)です。淹れたての豊かな香りをカップに閉じ込め、車内にそのまま持ち込める仕様となっており、かつての車内販売コーヒーを上回るクオリティの味が手軽に楽しめます。
これらの専門自販機は、主に各駅の11号車付近や階段・エスカレーター付近など、乗降客が立ち寄りやすい主要動線上に配置されています。列車がホームに入線するまでのわずかな待ち時間で購入できる利便性が、ビジネス客や観光客から高い支持を集めています。