エスニック料理の代表格として世界中で親しまれているインドネシア料理 ナシゴレンは、主食の米を多彩なスパイスや具材とともに強火で炒め上げたソウルフードです。食文化史の文献によると、元来は前日の余った冷やご飯を無駄にせず、高温多湿な東南アジアの気候下で衛生的に美味しく再加熱して食べる庶民の知恵(屋台料理・家庭料理)から発展したと伝えられています。
言葉の成り立ちに注目すると、ナシゴレン 意味 由来は非常に明快です。インドネシア語およびマレー語において、「Nasi(ナシ)」は「ご飯」、「Goreng(ゴレン)」は「炒める、あるいは揚げる」を指します。つまり直訳すれば「炒めご飯(焼き飯)」そのものを表しています。
しばしば「ナシゴレン どこの国の料理なのか?」という疑問が投げかけられますが、発祥の中心地はインドネシアであり、隣国のマレーシアやシンガポール、ブルネイなどでも国民食として広く愛されています。CNNが実施した「世界で最も美味しい料理読者投票」でも上位常連となるなど、国際的な評価も極めて高い一皿です。
また、現地メニューで頻繁に目にするのが「ミーゴレン」との呼び分けです。ナシゴレン ミーゴレン 違いは主原料にあり、「Mee(ミー)」は中国語の「麺」に由来する言葉です。ナシゴレンが米飯を使うのに対し、ミーゴレンは黄色い小麦麺(現地の油揚げ麺や中華麺)を野菜や肉と甘辛く炒めた「インドネシア風焼きそば」を指します。使われる調味料ベースはほぼ共通していますが、炭水化物の素材が異なることで食感やタレの絡み方に明確な個性が生まれます。