現代の大阪において、かすうどんは時間帯とエリアによって全く異なる顔を見せます。その実態を検証すべく、なんば・心斎橋を中心とする「ミナミの深夜街」と、梅田を中心とする「キタのビジネス街」における利用実態とユーザーの声を追跡しました。
ミナミの歓楽街(宗右衛門町や東心斎橋など)では、深夜24時を回ってからがかすうどん店の本番です。居酒屋やバーでアルコールを楽しんだ後の「シメの一杯」として、ラーメンに代わる第一選択肢となっています。ネット上の口コミやSNSの投稿を分析すると、「お酒を飲んだ後の乾いた体に、出汁と油かすの塩分・旨味が信じられないほど染み渡る」「深夜3時でも満席で並んだが、待つ価値があった」といった熱量の高い声が目立ちます。
一方で、梅田や北新地周辺では「クイックかつスタミナのつくランチ」としての需要が急増しています。忙しいビジネスパーソンが午後の活力を得るために立ち寄り、おにぎりや卵かけご飯とのセットを平らげていく姿が日常的な風景となっています。