ユーザーが最も衝撃を受けるのは、同じ銘柄・サイズであっても支払総額に数万円単位の開きが出る点だろう。実態を把握するため、正規ディーラーと大手量販店における1台分(4本)の費用構成を照合した。
株式会社オートバックスセブンや株式会社イエローハットといったカー用品店では、大量仕入れとプライベートブランド(PB)の活用、効率化された作業ラインを武器に、17〜18インチクラスでもタイヤ本体+基本工賃を抑えたパッケージ展開が目立つ。基本工賃(組み換え、バランス調整、廃タイヤ処分、エアバルブ交換)は4本で8,000円〜1万5,000円前後が標準的だ。
対する正規ディーラーの請求額は、同クラスで総額が2〜4割ほど高く設定されるケースが珍しくない。本体価格が原則として定価ベースであることに加え、作業工賃が1万5,000円〜3万円近くに達することもある。自動車整備業全体の水準から見てもディーラーの時間工賃(レバレート)は高めに設定されており、これが総額を押し上げる主因となっている。