「追いかけられる」「試験に遅刻する」「高所から落ちる」といった不快な悪夢ばかり続く場合、心理的プレッシャーや肉体的疲労が強く影響しています。人は日中に強い不安や対人関係のストレスを受けると、交感神経が優位になり、脳の感情を司る「扁桃体」が過敏になります。
交感神経が昂ったままベッドに入ると、体温や心拍数が下がらず、自律神経の乱れによって眠りが極端に浅くなります。その結果、扁桃体が処理しきれなかったネガティブな感情が、恐怖や焦燥感を伴う悪夢となって睡眠中に再現されてしまうのです。
さらに、就寝直前のアルコール摂取や脂っこい夜食、カフェインの過剰摂取も交感神経を刺激し、悪夢のトリガーとなります。寝汗をびっしょりかいて飛び起きるような夜が続くなら、心身が限界を迎えている危険信号と捉えるべきです。