「使用期間3日、目立った汚れはありません」
「リモート用に購入しましたが、体質に合わず出品します」
大手フリマアプリやネットオークションでバランスチェアを検索すると、こうした痛々しい説明文を伴った出品が何千件もヒットする。価格帯も定価の半額以下に暴落しているケースが珍しくない。
興味深いのは、出品者の多くが「数日〜1ヶ月未満」という超短期で見切りをつけている点だ。一般的なオフィスチェアであれば、多少の不満があっても数年は使い倒されることが多い。しかしバランスチェアの場合、「痛くて座り続けること自体が物理的に不可能」という絶対的な拒絶反応が身体に出るため、保有し続ける意味を瞬時に失ってしまう。
高価格帯のインテリアとしても名高い製品であるため、捨てるに捨てられず、結局フリマアプリで損切りされる。このサイクルが二次流通市場で常態化しているのが、2026年現在の実態だ。