髪が水を含んだ瞬間、結合は緩み、繊維は最も傷つきやすい状態へと変化する。多くの人が無意識に行っている「前かがみになって髪をタオルで包み、雑巾のように固くねじり上げる」やり方は、濡れた毛髪を引きちぎる拷問に近い。
ねじり上げたタオルの内部では、髪同士が強い圧力で擦れ合っている。結果として、枝毛や切れ毛が急増し、翌朝の広がりやパサつきを生む直接の原因となる。必要なのは「絞る力」ではなく、繊維の毛細管現象を利用した「吸い取る面」の確保だ。髪をねじるのではなく、平らに包み込む構造へと発想を切り替えなければならない。