天候が崩れた日のさいたま新都心は、その移動快適性において他の商業都市を凌駕します。さいたま新都心駅の改札口からコクーンシティ各館、さらにはさいたまスーパーアリーナやけやきひろばに至るまで、ペデストリアンデッキの主要ルートには屋根付き通路が整備されています。傘を一度も開くことなく各施設を行き来できる動線設計は、雨の日の過ごし方として極めて優れています。
映画やショッピングといった定番の消費行動に飽きた方、あるいは知的好奇心を満たす静かな滞在を望む層に強く推奨したいのが、駅から徒歩約10分(産業道路方面)に位置する造幣さいたま博物館の見学です。
独立行政法人造幣局のさいたま支局に併設されたこの博物館は、入館料が完全無料でありながら、貨幣や勲章、記念硬貨の製造工程をガラス越しに間近で見学できる本格的な展示施設です。館内には千両箱の重量を体感できる体験コーナーや、東京1964・2026をはじめとする歴代オリンピックの入賞メダル現物など、極めて貴重な文化財が展示されています。平日は工場エリアの稼働風景をリアルタイムで見ることができ、所要時間1〜1.5時間程度の知的暇つぶしとして、来館者アンケートでも非常に高い満足度を記録しています。雨天時でも館内は静寂が保たれており、大人の落ち着いたスキマ時間の活用に最適です。