長野の「食」といえば信州そばやリンゴが長年の定番だったが、現在のキーワードは間違いなく「ローカルガストロノミー」だ。何世代にもわたって受け継がれてきた味噌や漬物などの伝統的な発酵食文化と、新進気鋭のシェフたちの感性が融合。わざわざ食のためだけに足を運ぶ価値のあるレストランが各地で話題を呼んでいる。
特に目を見張るのが「信州ワインバレー」の目覚ましい進化だ。千曲川ワインバレーや日本アルプスワインバレーを中心に、個性を前面に出した小規模なマイクロワイナリーが急増。寒暖差のある厳しい気候と水はけの良い土壌が生み出す高品質なワインは、国内外のソムリエから熱い視線を浴びている。ブドウ畑を歩き、生産者の想いに触れながら杯を傾けるワイナリーツアーは、大人の長野旅におけるハイライトと言える。