高島礼子のキャリアを語る上で欠かせないのが、芸能界入り前の劇的なエピソードだ。高校卒業後、オフィスワークをこなしながらモータースポーツに傾倒。自らステアリングを握り、アマチュアレースへの参戦を果たすほどの本格派だった。その資金作りのために始めたモータースポーツ関連のモデル仕事が、彼女の運命を大きく変えることになる。
当時の自動車業界やサーキット関係者の間では、「とんでもない美人がレースに出ている」と噂が広まっていたという。単なるマスコット的存在ではなく、走りの技術と度胸を兼ね備えた姿は、後年の女優業で見せる「芯の強さ」の原点と言えるだろう。CM出演をきっかけに本格的な女優デビューを果たした際も、どこか凛とした男勝りな格好良さが漂っていたのは、このサーキット仕込みのアグレッシブなバックボーンがあったからにほかならない。