器を彩る青の正体!呉須とは?染付の技法やコバルトとの違いを徹底解剖

器を彩る青の正体!呉須とは?染付の技法やコバルトとの違いを徹底解剖

器を彩る青の正体!呉須とは?染付の技法やコバルトとの違いを徹底解剖に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をご覧ください。

呉須を用いた青と白の磁器文化は、14世紀の中国・元時代から明時代にかけての景徳鎮窯で大きく花開きました。とりわけ明代末期に日本向けに焼かれた「古染付(こそめつけ)」は、素朴で自由闊達な絵付けと天然呉須ならではの深い藍色が、当時の日本の茶人たち(千利休や古田織部など)を熱狂させました。

日本国内で呉須による本格的な磁器生産が始まったのは17世紀初頭のことです。豊臣秀吉の朝鮮出兵を機に渡来した陶工・李参平らが、現在の佐賀県有田の泉山で白磁鉱を発見。日本初の磁器「伊万里・有田焼」が誕生しました。初期の有田磁器は中国の染付を手本にしながら、国内で入手可能な呉須を工夫して用い、素朴ながら力強い藍の表現を確立していきます。

江戸後期には波佐見などの周辺産地で日常食器としての大量生産が進み、藍色の器は庶民の食卓へと広く普及しました。時代や国境を越えて人々を魅了し続けてきた青の背景には、原料と技法を磨き続けた名もなき陶工たちの飽くなき探求の歴史が存在します。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。