こうした試合時間のコンパクト化や日程改革の舵を取っているのが、高校野球の統括機関である日本高等学校野球連盟だ。特に宝馨会長の主導のもと、選手の安全確保と健やかな競技環境の確立に向けた議論が急速に具現化されてきた背景がある。
酷暑化が年々深刻さを増す日本の夏において、長時間の屋外プレイは熱中症や運動障害の危険と隣り合わせだ。投手の球数制限やクーリングタイムの設置、さらには攻守交代時の「駆け足徹底」など、細部にわたる時短・安全策が講じられている。伝統を重んじつつも時代に即した柔軟な改革を進める姿勢が、試合進行の無駄を削ぎ落とし、締まりのあるゲーム展開を生み出している。