保護犬を迎えるにあたっては、各窓口が定める里親の応募条件をクリアしなければなりません。命を二度と危険に晒さないための厳しいルールが設けられています。
代表的な条件は以下の通りです。
- 住居条件:完全ペット可の住宅に居住していること(賃貸・集合住宅の場合は規約等の証明書が必要)。
- 家族全員の同意:同居家族全員が犬を迎えることに賛同し、アレルギー等の問題がないこと。
- 適正な留守番時間:長時間の留守番(目安として1日6〜8時間以上)が発生しない環境であること。
- 年齢制限:主たる飼育者が60〜65歳以上の場合、万が一の際に飼育を引き継ぐ「後見人(親族など)」の同意書が提出できること。
- 終生飼育と医療措置の誓約:狂犬病予防注射、毎年の混合ワクチン、フィラリア・ノミダニ予防、避妊去勢手術の実施を約束できること。
費用面に関しては、公的機関と民間団体で構造が異なります。岡山県動物愛護センターや保健所から迎える場合、生体代は無料ですが、狂犬病予防登録料やマイクロチップ登録料など数千円程度の実費が発生します。一方、民間保護団体や個人ボランティアから譲渡を受ける場合は、保護期間中にかかった不妊去勢手術代、各種ワクチン代、血液検査代、搬送交通費などの医療実費としておよそ3万円〜6万円前後の負担金(譲渡費用)を設定しているのが通例です。