なぜ緩まない?プロが教える番線の巻き方!シノを使った8の字結び徹底解説

なぜ緩まない?プロが教える番線の巻き方!シノを使った8の字結び徹底解説

なぜ緩まない?プロが教える番線の巻き方!シノを使った8の字結び徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

単管パイプ同士を直交・交差させて固定する場合や、足場のブレース(筋交い)を強固に仮留めする場面で最も信頼されているのが「8の字結び(クロス巻き)」です。パイプの円周に対して斜め方向からクロスさせて締め付けることで、滑りやすいメッキ鋼管の表面に強力な摩擦力を生み出し、横ズレと回転を完全に抑え込みます。

ステップ1:番線の掛け渡しとクロス形成

二つ折りにした番線(通常は2本掛け=4本線状態)のループ側(輪)を左手で持ち、交差する単管パイプの背面に回します。パイプの交点を斜めに横切るように番線を通し、表面でエックス字(X字)を描くように交差させます。この段階で部材にしっかり密着させ、余計な「たるみ」を徹底的に排除しておくことが、後の締め込み代を残すための絶対条件です。

ステップ2:シノの挿入と最初のロック

番線の輪(ループ部分)と、反対側の2本の先端(ヒゲ)を重ね合わせます。先端が尖ったシノ(シノラチェットの柄の先端部分)を、重ねたループの隙間に下から上へと差し込みます。このとき、シノを奥深くまで差し込まず、先端から3〜5cm程度の位置で引っ掛けるのが滑らかな回転を生むコツです。

ステップ3:テコの原理を使った「手前への引き出し」

シノを回転させる前に、シノの胴体をパイプに当ててテコの支点とし、番線全体をグッと手前に力強く引き出します。この「引き」の動作によってパイプ裏側のたるみが一気に引き締まり、なまし鋼材に初期張力(プリテンション)が加わります。

ステップ4:テンションを維持した回転締め込み

手前に引くテンションを一切緩めず、シノを時計回りに1回転、2回転と絞り込んでいきます。番線がねじれながら徐々にパイプへと密着していく感触を、手のひらと腕全体で捉えてください。ねじれ目が均等に締まり、パイプ同士が完全に噛み合ってガタつきが消えた時点で締め込みを止めます。

ステップ5:ヒゲの処理と安全確保

締め終わった後、残った番線の先端(ヒゲ)を放置すると、作業服の引っ掛かりや重大な切創事故の原因となります。シノの先端を使ってヒゲをパイプの内側や奥側へ巻き込むように折り曲げ、突起をなくして作業を完了します。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。