ひとコマ、またひとコマ。1秒間に24回、人形の関節をミリ単位で動かし、土の形を変えていく。途方もない時間と忍耐の集積こそが、ストップモーションアニメの真髄だ。
制作を手掛けたのは、世界的名作『リラックマとカオルさん』でコマ撮りの表現領域を塗り替えたドワーフスタジオ。スタジオの職人たちが挑んだのは、実写の記録映像でもなく、単なるキャラクターアニメでもない、「土と人形が真に共鳴する瞬間」の創出だった。陶芸特有の滑らかな泥の感触や、窯の中で釉薬が溶けてガラス質へと変わる刹那の輝きを、コマ撮りのコマとコマの隙間に閉じ込めている。