柔軟剤の利用において見過ごせないのが、柔軟剤のデメリットと注意点です。近年、公共の場や職場、学校において、過剰な人工香料が他者に頭痛や吐き気をもたらす「香害(スメルハラスメント)」が社会的な課題として定着しました。自分自身は香りに鼻が慣れてしまい、無自覚に投入量を増やしてしまう「嗅覚疲労」がその背景にあります。
柔軟剤はすべての衣類や生活者にとって万能ではありません。ライフスタイルや肌質に応じた明確な判断基準を持つことが重要です。
柔軟剤の使用が向いている人・衣類
- 冬場に静電気が起きやすいフリースや化学繊維の衣類を着る機会が多い人
- 花粉やホコリの衣類への吸着を物理的に抑えたい人
- 適量を守り、ほんのりとした清潔感ある残り香を楽しみたい人
柔軟剤の使用を避けるべき・慎重になるべき人・衣類
- 生後間もない乳幼児や敏感肌・アトピー素因を持つ方:陽イオン界面活性剤の残留が皮膚刺激になるリスクがあります。
- 高機能スポーツウェア(吸汗速乾素材):コーティング膜が吸水速乾用の微細な繊維孔を塞ぎ、機能が著しく低下します。
- マイクロファイバー製品・本格アウトドア撥水ウェア:撥水性や極細繊維の拭き取り性能を損ないます。