伏石泰宏は、若手俳優の登竜門として名高い「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りを果たしました。数千人規模の応募者の中から選び抜かれたビジュアルと度胸は、瞬く間に業界関係者の注目を集めることとなります。
彼の名を全国区に押し上げた決定打は、1997年に放送開始された円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンダイナ』です。地球平和連合TPCの特捜チーム「スーパーGUTS」のカリヤ・コウヘイ(狩谷孝平)隊員役としてレギュラー出演。射撃の名手であり、考古学への造詣が深い知性派でありながら、熱血漢の一面を持つ隊員を好演し、子どもたちだけでなく同伴する保護者層からも絶大な支持を獲得しました。
その後の出演作品一覧を振り返ると、ジャンルを問わず多岐にわたる活躍が見られます。
- テレビドラマ:『ウルトラマンダイナ』(TBS系・1997〜1998年)、『天然少女 萬』(WOWOW・1999年)、『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日系・ゲスト出演)、『新・美しき罠』(東海テレビ・フジテレビ系)など多数
- 映画:『ピンポン』(2002年)、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』(1998年)
- Vシネマ・舞台:任侠・アクション作品から小劇場舞台まで、骨太な肉体美とシリアスな演技力を活かした作品群に多数参加
単なるアイドル的俳優に留まらず、悪役や影のあるアウトロー、寡黙な職人肌のキャラクターまで幅広く演じ分けられる実力派バイプレイヤーとして、平成の映像エンターテインメントに確かな足跡を残しました。