烏丸蓮耶の側近であり、組織の実質的な最高司令塔として君臨するのがコードネーム「ラム(RUM)」です。かつては「屈強な大男」「女のような男」「年老いた老人」など様々な噂が飛び交い、共通項は「片方の目が義眼」という情報のみでした。
捜査の末に判明したラムの正体は、毛利探偵事務所の隣にある「米花いろは寿司」の職人、脇田兼則(わきたかねのり)です。出っ歯と左目の眼帯が特徴的な冴えない寿司職人を完璧に演じ分け、毛利小五郎の弟子入りを果たすことで、探偵事務所周辺の情報を至近距離から収集していました。
ラムは17年前に起きた「羽田浩司殺人事件」で失態を演じた過去を持ち、その真相を知る要人や、当時現場から姿を消したボディーガード・浅香(若狭留美)の行方を長年追い続けています。卓越した頭脳と冷徹な判断力を持ち、部下を平然と使い捨てる冷酷さこそがラムの真骨頂です。コナンや赤井秀一の策謀に迫る鋭い洞察力を誇り、組織の崩壊を食い止めるべく自ら最前線で暗躍しています。