数年前まで頻繁に見られた、NHKの委託訪問員がインターホンを鳴らして契約を迫る光景は、現在ではほぼ見られなくなりました。これには、NHKが推進してきた営業活動の抜本的な構造改革が関係しています。
戸別訪問を担っていた外部委託事業者や地域スタッフを巡っては、強引な勧誘や夜間訪問によるトラブルが全国で相次ぎ、視聴者からの批判が殺到していました。これを受けてNHKは営業方針を転換し、2026年秋までに訪問活動を原則として全廃。訪問にかかっていた莫大な営業経費を削減し、郵便やインターネットを活用した案内へと全面的にシフトさせました。
現在届いている無記名の封筒は、まさにこの訪問員制度廃止に伴う代替アプローチです。人手をかけずに未契約世帯へアプローチする手段として、特別あて所配達郵便を用いたダイレクトメール戦略が定着しています。