テストで満点を勝ち取るために不可欠なのが、主要な16種類の金属元素の序列を完璧に頭に叩き込むことだ。リチウム(Li)から金(Au)に至る順序を、語呂合わせで即座に引き出せるように訓練しておかなければならない。定番かつ最も定着率が高いと定評のあるフレーズが、「そうか、貸してかな、まああてにするな、ひどすぎる借金」というリズムに乗せた暗記法だ。
具体的な元素記号との対応関係を整理しよう。Li(リチウム)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)、Na(ナトリウム)、Mg(マグネシウム)、Al(アルミニウム)、Zn(亜鉛)、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)、Sn(スズ)、Pb(鉛)、(H2)(水素)、Cu(銅)、Hg(水銀)、Ag(銀)、Pt(白金)、Au(金)。ここで「水素(H)」が金属ではないにもかかわらず挟み込まれている点が極めて重要なポイントだ。水素より左にある金属は塩酸や稀硫酸などの薄い酸と反応して水素ガスを発生させるが、右にある金属は特別な酸でなければ溶けない。
さらに、単に順序を覚えるだけでなく、反応性の境界線をどこで引くかという解法パターンを把握することが満点への近道だ。常温の水と激しく反応するのはカリウムやナトリウムなどのアルカリ金属。熱水と反応するのはマグネシウム。高温の水蒸気と反応するのは亜鉛や鉄。このように、語呂合わせの文字列に「反応の条件」というフィルターを重ね合わせて覚えることで、どんなひねられた定期テストや大学受験の問題にも即座に対応できる実力が身につく。