この地に次々とオープンしている店舗の多くは、昭和初期や明治期の町家をそのまま活かした意欲的な建築デザインを採用している。ただ古いものを残すのではない。無骨な土壁や太い梁(はり)を活かしつつ、モダンな照明や北欧家具を組み合わせたハイブリッドな空間デザインだ。
ある革製品工房の店主は語る。「ここは昔から、職人や神職が生き生きと暮らしてきた場所。その土地が持つ歴史のコンテクストを裏切らないものづくりを心がけています」。量産品とは真逆を行く、一つひとつ手作りのクラフト作品や陶器を買い求める外国人客の姿も日常風景となった。