吉祥寺「くぐつ草」の魔力と真実!名物カレーと洞窟空間の全貌

吉祥寺「くぐつ草」の魔力と真実!名物カレーと洞窟空間の全貌

吉祥寺「くぐつ草」の魔力と真実!名物カレーと洞窟空間の全貌の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。

くぐつ草の扉を開けると、まず鼻腔をくすぐるのは深煎り珈琲の芳醇なアロマと、食欲を刺激する複雑なスパイスの香りです。喫茶店の軽食という枠を完全に超えたクオリティを誇るのが、創業当初から受け継がれている「くぐつ草カレー」です。

仕込みには約1日を要し、大量の玉ねぎを形がなくなるまでじっくりと炒め抜くことで、自然な甘みとコクのベースが構築されています。そこに独自ブレンドされた10種類以上の香り高いスパイスを投入。ひと口目はフルーティーな甘みと深いビター感が広がり、ワンテンポ遅れて鮮烈な辛味とスパイスの余韻が押し寄せてきます。硬めに炊き上げられたライスの上に散らされた干しぶどう(グリーンレーズン)の酸味が、濃厚なルウに対する見事なアクセントとして機能しています。

そして、このスパイシーな一皿の後に欠かせないのが、職人の手仕事が光るネルドリップコーヒーです。くぐつ草では、収穫後の生豆を風通しの良い専用倉庫で2〜3年以上寝かせた「オールドビーンズ(熟成豆)」を使用しています。豆の余分な水分が抜け、角の取れた円熟味を帯びた豆を深煎りに仕立て、繊維の細かいネル(布フィルター)を用いて一滴一滴じっくりと抽出します。

提供されるブレンドは、苦味とコクが際立つ「ストロング」と、香りとまろやかさを重視した「ソフト」の2種。舌の上にトロリと広がる濃厚なテクスチャーと、喉を通った後に長く続く甘い余韻は、一般的なペーパードリップの浅煎り・中煎り珈琲では決して味わえない、クラシック喫茶の極致と言えます。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。